卓球場の価値を再定義する
「お年寄りと子供を離してはいけない。彼らを引き離すことは過去と未来を断つことと同じだ」
アメリカインディアンのラコタ族長老の言葉だそうです
先日、従妹の結婚式で初めて耳にしたのですが、
心から共感しました
悲しいことですが
年齢が離れると、共有しにくい感覚がうまれてしまいます。
生きる時代が違えば、育つ環境が違う
同じ経験をしても、
その経験を“どの時代のどんな出来事と比較するか”で
感じ方は全く変わります。
お互いを尊重し、お互いの感覚を理解しようと努められれば良いのですが
それには
個々人の成熟 に加えて
相互の深い“信頼” が必要だと思います。
核家族化が進み
地域のつながりも弱くなり
マスメディアから、「迷惑老人」「ゆとり問題」など、その世代のごく一部分を切り取った報道が多く流されることで
“信頼”の構築は過去に比べて難しいものになっているように思います。
家族に代表されるように
人と人がかかわり
言葉をかけあい
同じ時間や経験を共有する
その積み重ねが、信頼感につながる
そう思います。
その点で、
スポーツが人に提供できる価値はまだまだある
たとえば卓球場では“卓球”をキーワードに、集まった人たちが
老若男女問わず、一緒に練習できる。
これまでの社会を支えてきた人たちと
今まさに社会を支えている人たちと
これからの社会を支えていく人たちが
信頼関係を結び
過去と未来がつながる。
そうゆう、ダイナミックな視点で
スポーツを
卓球を
考えていきたい
そう思いました。
織部隆宏
ITS三鷹卓球クラブURL